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![]() 【竹とんぼ】のために描かれたかわぐちかいじさんの原画を額装しました。 多くの人々のちからに支えられてきた【竹とんぼ】を四色の布地に託してみました。 ![]() 尾道在住の画家・高田三徳さんの作品を色紙に仕立てて額装しました。 アルミの無機的な質感が高田三徳さんの赤を更に赤くと思う。 ![]() 【とけいやのとけい はるのよる どれがほんと】 久保田万太郎の句 書 日置路花 掛軸裂地 中廻し 正絹夏大島(着物) 天地 古代糸圭(こだいしけ) 軸先 胡麻竹 以前ご紹介したことがありますが、谷内六郎さんにこの句と同じようなモチーフの絵があります。 ![]() 雪月花 一度に見する 卯木哉 -松永貞徳 尾道在住の書家・中本桃水先生書 額に用いた裂地は京都の染色作家・斉藤洋さんによるものです。 ![]() この衝立は尾道市土堂町の海岸通りにある『保廣』というお寿司屋さんに収めさせて頂きました。 活きの良い鮮魚を出して下さるので人気の『保廣』さんです。 お店に入ってすぐのお座敷にこの衝立は置かれてあります。 ぜひ一度瀬戸内の美味しくて活きの良い『保廣』へいかれては如何でしょうか? ![]() 両面にそれぞれ異なる着物を張り込みました。 ![]() これは最初の衝立写真の拡大ぶぶんです。 写真が少し薄いので見づらいのですが・・。 ![]() 『保廣』さんの衝立を置いてあるお座敷です。 ![]() このパネル仕立ては桃華会かな書道展での作品(小野恵さん)です。 京都の染色作家・斎藤洋さんの染め布を使いました。 書が中心であることはいうまでもありませんが、書を書き、そして見ることも大切な僕たちの文化のあり方だと思います。文字と僕たちとの関わり方は、文字を書くすべての人が筆を用いていた時代の書と現在とでは何がどの様に変わったのかさえわからないほどです。文字が登場する前は、身振り手振りでのコミニュケーションやモノを使った記号やシンボルを用いたコミニュケーションがあり、そして「語る」・「語り言葉」が僕たちのコミニュケーションの中心を占めていた時代もあります。「語る」ことは文字に比べれば圧倒的に小さな空間・時間でしか成り立たないコミニュケーションです。それらはまさにアナログです。また、文字はこのアナログ性を骨格として保存したのだと思います。そして、筆はそのアナログ性を多く残しているのだと思います。(僕は何を書こうとしているのだろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・) ![]() 埼玉在住の書家・日置路花さんの書です。 『思如流水 無有窮巳時』 ![]() 2種類の漆和紙によるパネル仕立て。黒艶消しの作品台。 書は竹原の書家・角田明舟先生 ![]() 銅板を腐食させた色紙額。 尾道在住の高田三徳さんの色紙作品。 僕たち表具師は古来の表具裂だけを使う場合もあれば、様々な素材による取り合わせの表具を試みたりします。人は人とひととのつながりにおいて生命や文化を受け、そして渡してゆく存在であることからいえば、人は「コラージュ」的存在であり、「書」や「絵画」もまた「コラージュ」だ と言えるだろうと思います。表具のために生まれた訳ではない素材を表具に生かすのは楽しいものです。ある素材がふっと気になる。「書」との取り合わせに使いたい、という思いのなかに放り込みます。あっという間に額や屏風などの表具になるときもあれば、グツグツ煮込んでようやくできる表具もあり、その出来上がり方は様々にあります。言ったん出来上がったそれらの表具も時間の経過によって違って見えることもあります。また新たに一部を付け加えたり取り除いたりということもおこないます。そして、見知らぬ表具師やそれらを手にした人たちなどにリレーされていくのでしょう。僕たちもそのようにして先代たちの手になるものを受け継いで改良を加えてきたのですから。 ![]() アルミのパンチングメタルをマット部分として使い、アクリルボックスと黒枠による取り合わせです。パンチングメタルという抑制的な素材を用いることで、作品の持つ微妙な表情を浮かび上がらせようと考えました。 ![]() ![]() ![]() 今見ると帯の幅が少し太いのが気になります。 これら襖デザインのコンセプトは 【引き手周りの保護とそのデザイン】です。 原則として引き手周りは必ず保護するこためのデザインをします。 しかしこのデザインは原則から外れ、右側の襖の引き手部分は保護していません。 右側の襖は開けたときすぐ仏壇が置かれてあるため、右側の襖の開け閉めはしていないということでした。それならということで、右側は引き手の保護よりも襖全体のデザインのバランスを優先にすることにいたしました。結果、このようなデザインとなったわけです。デザインの幅が一挙に広がる例だと思います。 使用した裂地は古い着物です。上の黒と赤のデザインには尾道帆布を使いました。それは強いことと風合いが面白かったためです。帆布は裏打ちが手間取りますが、何より強いのが特徴です。 ![]() ![]() ![]() ![]() 【オブジェ感覚で楽しめる表具】をコンセプトにしました。 ベニヤでボックスを仕立て、内部の底には倒れにくくするための重りをいれています。 両面表具をすれば2倍楽しめます。 この二つに使った上張りは、木曽アルテック社の漆和紙と古い着物との取り合わせです。 上張りによって和にも洋にもシュールにもなります。 一度試されては如何でしょうか? ![]() 東大寺の管長を務められた故・清水公照師の書『 油断大敵 】チーク材と黒塗り艶消し仕上げ材との取り合わせです。表具にデザインを意識して取り入れ始めていた頃の懐かしい額装です。あの頃は毎日毎日新しい額のことを思っていた。ホントに四六時中見たこともない表具のことを思い続けていたなあ。 それが大事なことだと思う。それが『単純な脳、複雑な「私」』池谷裕二著において言われている「脳の準備」ということなんだろうな。でも懐かしんでちゃいけませんね。あたしゃ、死ぬまで生きると決めてますから。あらためて「脳の準備」です。 ー ![]() あわぬ夜のふる白雪とつもりなば われさえともに消ぬべきものを よみびとしらず 真新しい銅板を腐食させる。 この、日置路花さんの書を念頭においてのことだ。 よみびとしらずのこの歌、路花さんの手になると遠い昔に連れ去られてしまう。 名前も知らないよみびとが筆を持って書いたかのように思えるから不思議だ。
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尾道・表具 表具処 軸源 (店主 津口知幸)
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