二十五年位前の仕事です。
東大寺の管長を務められた故・清水公照師の書『 油断大敵 】チーク材と黒塗り艶消し仕上げ材との取り合わせです。表具にデザインを意識して取り入れ始めていた頃の懐かしい額装です。あの頃は毎日毎日新しい額のことを思っていた。ホントに四六時中見たこともない表具のことを思い続けていたなあ。
それが大事なことだと思う。それが『単純な脳、複雑な「私」』池谷裕二著において言われている「脳の準備」ということなんだろうな。でも懐かしんでちゃいけませんね。あたしゃ、死ぬまで生きると決めてますから。あらためて「脳の準備」です。
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