尾道市にお住まいの溝口様からのご依頼です。
ミーティングルームやゲストルームも兼ねる
ワンルームの一角に設えた5枚立ての襖のご相談を受けました。
完成して間もなく
5枚の襖の内の3枚が破れてしまったのだそうです。
といっても大きな破れではないので
[張り替えずになんとかならないか]
というご希望でした。
ここは表具師の腕のみせどころです。
上張りは張り替えないで
3枚の破れをカバーする方法を考えました。
破れを被うことがそのまま模様となるように
5枚全体で統合されたデザインをイメージしました。
表具用にストックしてある着物の中から
太めの縦縞の柄を選び
デザインのコンセプトは
「人と人とが結びあう場」に設定しました。