カテゴリ:修復( 24 )
掛軸の黴
日本画絹本「富士」大島祥丘画
最も重要な富士の本体、胡粉部分に黴が発生。
黴の除去は終了いたしました。
これから裂の取り合わせや裏打ちなど、掛軸表装に取り掛かります。
あらためて途中経過をアップしていきたいと思います。

よろしければいいね願いいたします。🙇
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by jikugen | 2017-08-12 10:11 | 修復 | Comments(0)
山岡鉄舟の掛軸仕立て直し

こんにちは。
広島県尾道市の表具店・表具処軸源です。
本日は山岡鉄舟の掛軸の仕立て直しをご紹介させて頂きます。
以前ご案内致しました山岡鉄舟の仕立て直しの完結編でございます。
静岡県の田久明さまよりいただいた読み下しの顛末を施主様にお話してまいりました。
とても感慨深くお聞き下さいました。
それはそうです。
施主様も読み方がわからないままに大切にされてきた掛軸だったそうです。
田久様から、鉄舟の書を読み下して下さったお葉書をコピーしてお渡しいたしました。
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「処萬変主一敬」-「ばんぺんにしょするいっけいをあるじとす」
『世の中がさまざまに変化しても、敬うことが大切である』との語訳をいただいたのでした。
田久様ありがとうございました。

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鉄舟は江戸の三舟の一人ですが三舟がお互いに密接に繋がりあっていたことはとても不思議ですね。
三人の名前の末があろうことか海舟・泥舟・鉄舟と「舟」であったのですからシンクロニシティの面白さを感じざるを得ません。



掛け軸の表装・額の表装・額・屏風の表装・衝立の表装・巻子・帖・襖など表装・表具一式を扱っております。
身近な修復では色紙の染み抜きは大変好評をいただいております。
そして数百年を経た古書画の修復は古さを残した洗いに心掛け,
代々まで伝えていく表具を提供したいと考えています。
またオーダーによる各種表装・表具のデザインは1980年頃からまだ見ぬクオリアをめざし、
取り組んできました。
それらはブログによる「表具日記」で継続的にご紹介してきております。
今年から当店のオリジナル商品・扇子飾り具「かなめ」を発売中でございます。
「かなめ」は「扇子展示」や「扇子展」で検索いただけます。
見積もりなどお気軽にお問い合わせください。
お待ちいたしております。
722-0062 尾道市向東町1222-50☎︎ 0848-44-2249(📠兼用)
表具処 軸源ホームページ  こちらからどうぞ⇒jikugen.jp
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by jikugen | 2015-12-31 21:24 | 修復 | Comments(0)
山下清 色紙の染み抜き  ビフォーアフター

こんにちは。

広島県尾道市の表具店/表具処軸源です。
本日のご案内は「色紙の染み抜き」」「山下清の色紙」その途中経過です。
依頼者の方から掲載のをご承諾いただいております。
とりあえず写真をご覧ください。
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色落ちを防止するため、膠に明礬を入れたドーサという液体を裏から塗る施工が必須となります。そのためにも色紙を本紙だけの状態に戻すために色紙を解体していきます。
この色紙は鳥の子色紙という種類の和紙を張り込んだものです。
一般的な画仙紙と異なる点は和紙の繊維が細いために細密描写に向いているという事です。
表面に水分がほとんど滲まないように解体していきます。

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サインペンからはみ出さないようにドーサ液を塗っていきます。
印鑑は特に気をつけて濃い目のドーサ液を塗ります。

日本においては縄文時代には膠の使用が認められているようです。
誰が発見したのかというより、必要は発明の母と言われるように
生活スタイルが強い接着を必要としていたのだと思いますが
如何にセンサーが働いていたかを物語っていますよね。
さて、そのドーサ処理後3,4日、膠が硬くなるまで待ちます。
それから洗いに取り掛かるのですが
経過を写真でアップしていく予定です。
次の写真はドーサ処理後、裏からスプレーで水を与えたところです。
色紙の染みや汚れが水と反応したため、つまり水が染みの部分に浸透したため濃く浮き出てきたのです。
乾いているときにはこれほどの染みではなかったのですが
水が染みの部分に浸透することは、その汚れは除去出来る筈だと判断できます。
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汚れの部分に水を与え、吸取紙に汚れを移しとります。
この工程を幾度となく繰り返します。
そのような作業を経て乾燥したものが最後の数枚の写真です。
この段階で、ひどく気になっていた色紙外縁の汚れはかなり薄らいだのではないかと思われます。

ここまでは出来たのだからもう少し自然な紙面にしておきたいので
根気を出して汚れを吸い取り紙に移す作業を繰り返しました。
界面活性剤と水とでんぷん分解酵素を紙面の裏から塗布し、
浮いてきたであろう汚れの部分に、
吸い取り紙をあてがい其の上から擦って汚れを移すという作業です。
効果はすぐには出ませんが丁寧に繰り返すことでまた少し自然な感じに近づいてきました。
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次からの作業は汚れ除去ではなく、色紙外縁の酸化による和紙の変色を、如何に中央付近の和紙の色合いと揃えるか、つまり比焼け跡を如何に目立たなくするかという作業となります。





随分時間が経過してしまいましたが染み抜きのビフォー・アフターをアップ致します。

まず染み抜き前の写真です。
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染み抜き後の写真です。
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掛け軸の表装・額の表装・額・屏風の表装・衝立の表装・巻子・帖・襖など表装・表具一式を扱っております。
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そして数百年を経た古書画の修復は古さを残した洗いに心掛け
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またオーダーによる各種表装・表具のデザインは1980年頃から
まだ見ぬクオリアをめざし、取り組んできました。
それらはブログによる「表具日記」で継続的にご紹介してきております。

『扇子deかなめ』
今年から当店のオリジナル商品・扇子飾り具「かなめ」を発売中でございます。
「かなめ」は「扇子展示」や「扇子展」で検索いただけます。
扇子は日本の発明品です。
オリジナル扇子で扇子ワールドを楽しみませんか。
見積もりなどお気軽にお問い合わせください。
パンフレットもご用意いたしております、ご要望の方はご連絡くださいませ。
お待ちいたしております。

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by jikugen | 2015-08-11 16:50 | 修復 | Comments(0)
法華経掛軸の仕立て直し 表具形式 真の行(一般的には佛表具と呼ばれています)
こんにちは。
広島県尾道市の表具展/表具処軸源です。
本日は佛表具・真の行形式の表具をご案内致します。
法華経「南無妙法蓮経」・昭和27年に揮毫されたものです。
戦後間もない時代の表具なので、形式に拘らずとにかく本紙を保護すべく、且つ信仰の対象として表具を仕立てられたのだと思います。
施主様の了解を頂けましたのでご案内申し上げます。
法華経「南無妙法蓮経」の揮毫からはたいへんな気魄が伝わってまいります。
ご依頼の要望は表具の雰囲気を出来うるならば残して欲しいとのことでした。
本紙の酸化による色やけ、経年変化による折れなどは手を掛けて修復に努めました。
そして掛軸全体の雰囲気を出来る限り伝えるべく裂地を選び取り合わせ致しました。
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本紙に折れがありましたので太巻き芯及び太巻き芯用の桐箱をお勧めいたしました。通常9分の軸棒の直径はは2,7センチですが太巻き芯は直径5,5センチありますので、巻いてゆくときや保存にも掛軸が折れにい状態を維持するものです。

説明不足ですが追って加筆してゆく次第でございます。



掛け軸の表装・額の表装・額・屏風の表装・衝立の表装・巻子・帖・襖など表装・表具一式を扱っております。
身近な修復では色紙の染み抜きは大変好評をいただいております。
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by jikugen | 2015-08-07 22:25 | 修復 | Comments(0)
掛け軸修復ビフォー/アフター  江戸後期/尾道出身の絵師  福原五岳
こんにちは。
広島県尾道市の表具店/表具処軸源です。
掛け軸表装・額表装・額・屏風・衝立・巻子・帖・襖など表具一式。
修復から各種デザインまで幅広くやっております。
当店のオリジナル商品・扇子飾り具「かなめ」発売中です。
「扇子展示」や「扇子展」で検索いただけます。
本日のご案内は江戸後期における尾道出身の日本画家  福原五岳の掛け軸修復過程です。

最初の写真は、掛け軸を御預かりした時の状態です。

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次は本紙の折れた部分に折れ伏せを施工している写真です。

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次は掛け軸の形にする行程です。
「つけまわし」という作業です。
本紙にたいする裂地を取り付けていく作業です。
濃い灰色に染めた、しけ(糸偏に圭)という紬調の表具裂地を使いました。
本紙の上下の細い部分は「一文字(いちもんじ)」と呼びます。
「一文字」には相対的に高価な織物を使う慣わしがあります。
この掛け軸の「一文字」には、「竹屋町」と呼ばれる紗の織物を使いました。
この段階では本紙の両側の「柱」という部分の幅や、本紙の上下に取り付けた「天地」と呼ぶ部分の長さなどを決めていきます。



この後の作業は「中裏(なかうら)」、最後の「総裏」という裏打ちを行います。


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ご案内不足をお許し下さい。
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by jikugen | 2015-05-17 10:51 | 修復 | Comments(0)
掛け軸の軸棒からたどる事件。「桜田門外の変」で大老井伊直弼が暗殺の年に製作された掛け軸、その軸棒。
こんにちは。
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本日のご案内は『掛け軸の軸棒からたどる事件」です。
「桜田門外の変」で大老井伊直弼が暗殺の年に製作された掛け軸。安政時代の軸棒です。
掛け軸修復過程で現れてきました。
安政7(?)年頃の「買掛帖」の表紙と思われるものが軸棒に貼り込まれています。
安政7年とは1860年ですから155年前ということになります。
社会的な事件としては「桜田門外の変」で大老井伊直弼が暗殺されています。
江戸開城の7年前です。
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当時掛け軸に使う軸棒は現在と違って手に入り難かったのだと思われます。
軸棒の疵や穴などを覆う為に「買掛帖」の表紙を張り込んで使っているのだと思います。。
「買掛帖」は頻繁に開閉するので表紙は殊更丈夫な和紙を使う必要があります。
確かに太くて長い楮の繊維を漉き込み使い丈夫です。
当時はパルプ紙はなかったので、100パーセント楮ですから強いです。
使い捨てという概念がなかった時代です。
使えるものは修理しながら使うことがあたりまえの時代です。
でも、この度の掛け軸修復/仕立て直しは持ち込まれたときの掛軸の幅より広くしたので、この軸棒は再使用できませんでした。
納品時に依頼主にお返しいたしました。
「桜田門外の変」で大老井伊直弼が暗殺された年に修復されていることがわかったのですが
この掛け軸の履歴はこのようなかたちで新たに付け加えられることになりました。
『掛け軸の軸棒からたどる事件簿」という一文があってもよさそうですね。。
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by jikugen | 2015-05-05 10:00 | 修復 | Comments(0)
「藤井松林」の掛け軸表装の仕立て直し

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本日のご案内は仕立て直し前の状態を写真でご紹介致しました「藤井松林」の「漁老人」です。
「藤井松林」は江戸末期1824年備後福山で生まれました。
京都に出て中島来章に師事し、丸山派を学んだ。
花鳥風月のみならず「老漁人」に見られるように、動く人物を迷いなく捉える簡潔な描写力は凄い。
この「老漁人」は全紙に水墨淡彩で描かれており、漁を終えての帰途感や漁師の力強さなどを的確に描いていると思います。
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海をイメージしやすい表具裂地を選びました。
一文字は波のリズムパターンを持つ金襴を選びました。
軸先はもともとの掛け軸についていたものを活かしました。
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by jikugen | 2015-05-03 17:12 | 修復 | Comments(0)
掛け軸部分修理 ビフォー/アフター
こんにちは。
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本日のご案内はおよそ400年前、江戸初期の佛表具・真の行掛け軸仕立ての部分修理です。
およそ400年近く使われているのですが、思った以上破損がすくないです。
いかに丁寧に扱ってきたのかがわかります。
尾道在住の旧家が江戸増上寺に弟子入りし、尾道に帰りお堂を建立した時に持ち帰ったものだそうです。

上巻き部分は破れて裂地が見える状態です。
糊による接着が劣化し肌裏打ちから剥がれている状態です。
裏打ちを取り除くことなく現状を維持しながら修理を進めていきました。

軸崎は磁器が使われていますが、これなどはある時期の修理の時に取り替えられたのだと思われます。
本来的には金軸先を取り付けるところですが、あくまで現状維持に努めました。

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by jikugen | 2015-05-02 13:42 | 修復 | Comments(0)
色紙の染み抜き 「眼横鼻直」
こんにちは。
広島県尾道市の表具店/表具処軸源です。
掛け軸、額、屏風、衝立、巻物、襖など表具一式。
修復からデザインまで幅広くやっております。
当店オリジナルの扇子飾り具「かなめ」発売致しております。
「扇子展示」や「扇子展」などで検索いただけます。

本日のご案内は色紙の染み抜きです。
京都市左京区にある詩仙堂・丈山寺・露牛和尚の揮毫になる色紙です。
「眼横鼻直」曹洞宗始祖・道元禅師の言葉です。
そのビフォー/アフターご覧ください。
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太陽光の反射の為右上の印が薄く写っています。007.gif
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by jikugen | 2015-04-30 18:55 | 修復 | Comments(0)
掛け軸/武田物外「長魚上竹竿」 ビフォーアフター
こんにちは。
広島県尾道市の表具店/表具処軸源です。
本日のご案内は武田物外揮毫の掛け軸「長魚上竹竿」のビフォーアフターです。
武田物外は江戸後期・尾道の曹洞宗・斉法寺住職を務めました。
柔術「不遷流」を創設しその伝授に努め
尾道では「拳骨和尚」として知られています。
碁盤の裏に物外の拳骨跡が残っているというエピソードは
尾道市民の間に広く流布されています。
因みに僕は物外の書画が好きです。
大変ウイットに富んだ俳句や俳画を残していますが
「橙(だいだい)を一つ置きたし不二の山」
自作の俳句と単刀直入に富士山を描いています。
物外という字が物外を余すことなく物語っているように思えます。

そこで、「長魚上竹竿」と書かれた一行書ですが
物外は「そもさん」と、僕たちに禅問答を投げかけています。


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(続く)^^:先日、近所を歩いているときにふと気づいたことです。「長魚上竹竿」とは端午の節句の「鯉のぼり」のことではないだろうかと。帰って調べると、江戸期に庶民の間で始まったとあります。物外の時代にはすでに慣習として定着していたでしょう。「鯉の滝登り」は「登龍門」として今では変身譚として広く認識されていますが、滝を登り切ったとき龍に変身するという逸話が江戸期の庶民の間で「長魚上竹竿」という形で広まっていった。そのことと、この物外の一行署とは無関係ではないと思えます。江戸期の庶民は、この中国の故事を「おもしれーじゃねえか!」と遊びごころを発揮した。翻って、最近は「鯉のぼり」をする家をとんと見かけなくなったことに気付いた。現実の前で、単なる逸話にしてしまうことに寂しさを感じたのでした。
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by jikugen | 2015-04-13 07:29 | 修復 | Comments(0)



尾道・表具         表具処 軸源           (店主 津口知幸)
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