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境界写真  入り川情景
こんにちは。
広島県尾道市の表具店/表具処軸源です。
本日は「境界写真/入り川情景」のご案内です。

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とりあえず写真アップ致します。

ロープもタイヤも海も、そしてロープの影までも何故かとてもリアルだ。
タイヤは息を潜めながら何かを思惟しているいる海の生き物のようでもある。
マグリットを思い出したが、それより自分でこんな油絵を描いてみたい。(だけですけど)


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by jikugen | 2015-03-31 12:44 | 境界写真 | Comments(0)
扇子展示・扇子立て  扇子を飾ろう     スタンドタイプ
こんにちは。
広島県尾道市の表具店/表具処軸源です。
本日は久しぶりに扇子展示台のご案内をさせて頂きます。
スタンドタイプの扇子展示台です。
高岡市のファクトリー・oriiさんに依頼したものです。
銅板を焼き付け、有機物を擦り込み、化学変化を起こす。
糠や醤油などの有機物と、熱せられた銅板との反応は如何に辿り着いたのだろう。

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表具をしていて思うことは、当たり前のように見える技術も
研鑽の積み重ねの結果と、それを伝えてきた先達への恩恵です。
電気もなく様々なな道具も少ない、テクノロジーの制約の中でこそ生まれた技術だ。
昔の人は大変だっただろうなとよく思うのです。
たとえば、千利休が発案したと言われる輪補仕立てという掛け軸の形式、一般的に「茶掛け」といわれるものがあります。
本紙の両側面に取り付ける柱(はしら)という部分の幅が
3分・5分・7分といった形式です。
普通は柱となる裂地の裏側に糊を着け本紙の上に張り付けるのですが、
輪補仕立ての時には、本紙を柱という裂の上に糊付けします。
幅の狭い柱側に糊付けすると水分を吸収して反った掛軸になり易いのです。
これなども見事な表具技術といえるものです。
 話が脱線してしまいました。
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by jikugen | 2015-03-30 19:51 | 扇子立て | Comments(0)
推移   境界写真
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こんにちは。
広島県尾道市の表具店/表具処軸源です。
本日は「推移」-境界写真です。
随分前の8月4日に撮った入り川の岸壁です。
夏は岸壁の水位の推移がこんなかたちで残ります。
なぜこのような潮跡になるのか、考えてみると不思議です。
そんな疑問が「あっ、そうか!」と腑に落ちたのです。
東西橋の入り川の干満の差は3mほどで、干潮の時は砂地が完全に現れます。
海底に近いほど浸水時間が長く、その分乾くのが遅くなります。
冬場の岸壁は一日中乾き切らず湿った黒っぽい状態です。
その反対に
夏場は乾燥速度が速く、岸壁の路面に近い部分は早くから乾いて
白っぽくなっています。
そのため、この「境界写真」が断層のように見えるのです。(おそらく)

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by jikugen | 2015-03-29 19:22 | 境界写真 | Comments(0)
菊池昇さんの後姿  銅板腐食額
こんにちは。
広島県尾道市の表具店/表具処軸源です。
本日のご案内は写真「菊池昇さんの後姿」の為に銅板を腐食させて作った額です。
菊池昇さんは、伝説のロックグループ、クラッシュの日本公演唯一の写真集「クラッシュ」の写真家です。

はがきサイズだったので止めネジが目立ちます・・・・(今だったらネジが見えないように仕立てると思います)
基本的な作業は、銅板に六一0ハップを擦り込んで腐食させます。(現在は製造されていません)
銅板腐食では素人なので思うようにならず苦労ばっかりの作業でした。
ただ作ってみたい一心でやってきたことでした。
ほとんどが想定外の仕上がりでしたが、一点一点が他人の仕事のような感じでした。
しごとというのは案外そのようなものかも知れません。
自分にとって未知の部分がなければ何事も始まらない。
いつまでたっても見習いのようなものです。


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by jikugen | 2015-03-29 13:23 | | Comments(0)
フェリー甲板  境界写真
こんにちは。
広島県尾道市の表具店/表具処軸源です。
境界写真ーフェリー甲板。
人の行動は平均的である。
ペンキが剥げて鉄が剥き出しになっている処が、最も多く靴底と接触した処。

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こんな有り様に共鳴してしまった。
それは今も変わらない。
たぶん、人の平均的な行動が感じられて面白かったのだと思う。
このフェリーの甲板での人の平均的な行動は
対岸に到着したらすぐに降りることが出来る位置に立つ
という誰もが思うことだ。
そういう思いが積み重なって甲板のペンキを剥がす。
でも、この辺りに近づかない人は必ずいる。
それが、おもしろい。
多くの人とは異なる行動をする人。
人間は唯一、本能が壊れた動物と言われているが
「平方根の法則」は、たとえば一億の生命種がいれば、その平方根の数値、一億の平方根0,001%が例外的な動きをすると言われるそうだ。人間が他の動物と異なる例外的な動きは、養老孟司さんが言うように、反自然的な生き様に有ると思う。人間だけが森林を取っ払って都市を造った。ライオンとか狼とか、人間を襲うような動物を排除するために森を無くし、城壁を有する都市を造った。それは、地球上の生命体における「平方根の法則」、例外的な動きをしたことによるのだろうか。
人間は横臥状態で寝る。それは最も効率の良い寝方なのだと知る。そのために洞窟に住むようになり、やがては家を建てるようになった。考えてみれば、人生の三分の一は睡眠している。それも、横臥という、余りにも無防備な態勢で。
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by jikugen | 2015-03-28 19:52 | 境界写真 | Comments(0)
境界写真  入り川
こんにちは。
広島県尾道市の表具店/表具処軸源です。
本日は「境界写真」のご案内です。
入り川のすぐ傍に住んでいる僕は、散歩がてら写真を撮ってきました。
山水(やまみず)がうみに注ぐ手前、海との境界あたり。
向島町と向東町との境界でもある入り川。
西と東との短い境の橋、東西橋で繋がっている。
いろんな意味での境界がある。

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by jikugen | 2015-03-27 23:00 | 境界写真 | Comments(0)
統廃合した向島の学校の沿革などを語り合う  3月28日午前10:00から

こんにちは。
広島県尾道市の表具店/表具処軸源です。
本日は「統廃合した向島の学校の沿革などを語り合う」のご案内です。
3月28日午前10:00から
場所 有道ふれあいセンター(旧有道小学校)
主催 自主ボランティア「竹とんぼ」(住田紀恵代表)
タイトル【4世代が集い、語り合う】
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住田紀恵さんが写真家・村上宏治さんの指導の下に、これらの写真パネルを仕立てたのですから驚きでした。
それより何より、よくここまでこぎつけたものです。
お疲れ様でした。
舌足らずのご紹介で恐縮ですが、皆様、是非お出かけ下さい。


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by jikugen | 2015-03-26 21:03 | 尾道 | Comments(0)
江戸後期における尾道出身の日本画家  福原五岳の掛け軸修復過程
こんにちは。
広島県尾道市の表具店/表具処軸源です。
本日のご案内は江戸後期における尾道出身の日本画家  福原五岳の掛け軸修復過程です。

最初の写真は、掛け軸を御預かりした時の状態です。
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次は本紙の折れた部分に折れ伏せを施工している写真です。
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次は掛け軸の形にする行程です。
「つけまわし」という作業です。
本紙にたいする裂地を取り付けていく作業です。
濃い灰色に染めた、しけ(糸偏に圭)という紬調の表具裂地を使いました。
本紙の上下の細い部分は「一文字(いちもんじ)」と呼びます。
「一文字」には相対的に高価な織物を使う慣わしがあります。
この掛け軸の「一文字」には、「竹屋町」と呼ばれる紗の織物を使いました。
この段階では本紙の両側の「柱」という部分の幅や、本紙の上下に取り付けた「天地」と呼ぶ部分の長さなどを決めていきます。
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この後の作業は「中裏(なかうら)」、最後の「総裏」という裏打ちを行います。

(続きます)
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by jikugen | 2015-03-25 23:06 | 修復 | Comments(0)
そもさん(作麼生)     茶掛け修復過程  洗い・折れ伏せ
こんにちは。
広島県尾道市の表具店/表具処軸源です。
本日はこれまでにもご案内致しました「そもさん(作麼生)」掛け軸の仕立て直しにおける「折れ伏せ」作業をご案内申し上げます。
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これからの4枚の写真は折れ伏せの作業です。
修理前の状態は一番目の写真が示すように本紙(紙本)が折れた状態でした。
折れ伏せ作業とは折れたところを中心に細く切った薄くて強いわしをあてがう行程です。
これを「折れ伏せ」と言います。
折れ伏せを施さないと掛け軸を仕立て直しても、再び折れてしまうのです。
それを防ぐ為には必須の作業なのです。
折れ伏せを行うためには折れた部分がわかる必要があります。
そのために10mm厚のガラス板の下に蛍光灯などを設置した作業台が必要です。
これらの写真はガラス板の下から照らされ、
折れた部分に折れ伏せを施した状態です。
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明日からは、つけまわしという作業に取り掛かります。
つけまわしとは本紙の周りに裏打ち済みの表具裂を取り付け
掛け軸の形にする作業のことです。
後日、この過程を写真でご案内していきたいと思います。
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by jikugen | 2015-03-24 19:35 | 修復 | Comments(0)
山岡鉄舟一行書  読み下しの試み
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山岡鉄舟の一行書だ。
これを何と読むか。
ああでもない、こうでもないを繰り返し
「処栄発乞我」ではないか、というあたりに落ち着いた。
「発」が意味的にどうなんだ、ということになったとき
鉄舟の江戸城無血開城の時のエピソードがふとうかんだ。
江戸城内に居た西郷隆盛に談判のために一人で乗り込んだとき
「我朝敵山岡鉄舟なり。まかり通る」と大発声し、堂々と入って行った。
という「大発声」のことが思い浮かんだのだった。
たった一人で江戸城に向かっていった命を賭した行動は
「大発声」というエピソードが物語っている。
そのことが明治以降、栄えた処(日本)をもたらしたのだと。
この「発」という文字はまさにこの時の「大発声」の「発」ではないだろうか。
そうだとすればこの掛け軸の一行書は得難いものではないのだろうか。
というあたりに落ち着いたのだった。

これは読み下しの試みなので、どなたかご存知の方がいらっしゃれば
教えていただきたいと思い、敢えて記すことに致しました。
どうぞよろしくお願い申しあげます。

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by jikugen | 2015-03-23 19:47 | 掛け軸 | Comments(0)



尾道・表具         表具処 軸源           (店主 津口知幸)
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