「境界物201210141」
義父の一回忌で駐車場の案内をしたとき、思わぬ収穫があった。
この写真のものがそうだ。
10点ほど採集した。
「境界物」と名付けた。
元の形から大きく変形したり逸脱したそれらの存在性に惹かれるものがある。
僕だけではないだろう。
古いだけのものも確かに魅力があるが、「境界物」は古いだけではなく
何らかの外部の力の介入により大きく変形したり、脱機能性を獲得したり、思いもよらぬ形を顕わにしたりと、様々であるが、元の存在から別の存在への境界を彷徨うこれらは「境界物」と呼ぶに相応しい。
ところでこの「境界物」が現役時には何と呼ばれていたのかおわかりだろうか?
そう、単3乾電池なのです。
僕も見つけた時はわからなかった。
家に帰ってよく見れば、「!!!」
奇跡のような変容に感動した。