おはようございます。
本日のご紹介は仮名書の中本桃水先生の書
【この道しかない 春の雪ふる】(山頭火)のパネル仕立です。
塗装仕上げのパネルに染布(京都の染織家・斉藤洋)で表具しました。
一瞬のつぶやきの中のドラマを演出してみました。
長かった冬が終わりはるの兆しが訪れた頃、雪となった。
こころは一瞬冬の寒さに直面し身構えたが、春は必ず来る
歩いてゆけばいいのだ。
絶えず揺れる弱い自分に降る雪。
しかし「この道しかない」とあらためて決意を確かめる
2012年尾道書作家協会展出品作品(しまなみ交流館1F市民ギャラリーにて)