表具日記 “すべては欠け落ちから始まった” 俳諧師諸九尼
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掃き捨てて見れば芥や秋の霜
諸九尼
(髪に未練はなかった。女であり俗人であることを捨てたのである。
夫が亡くなれば髪を切ってしまう妻はめずらしくなかった。
近世の女性俳諧師で尼を号する人が多いのは、寡婦になってからの
名前で知られているからである。
髪など剃り落としてみればそれは芥のようなものだ、となみ(諸九尼)は
詠んでいる。白髪などもまじっていたのだろう、それを霜に見立てた。)
『江戸の女俳諧師 「奥の細道」を行く』 金森敦子著 角川ソフィア文庫より
“すべては駆け落ちから始まった”という帯文につい引き寄せられて・・・・・。
うーむと唸った。
by jikugen
| 2008-11-13 01:23
| 表具日記
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尾道・表具 表具処 軸源 (店主 津口知幸)
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