なんだか調査報告書のような硬いタイトルになってしまいました(^_^;)。
玄関から撮ったもの。 300歳の三和土(たたき)。 単純に光が綺麗だなと感じました。 光がやわらかいのはこのような建築構造に由来するのだ。 ほんとうに光がやわらかい。 すくなくとも光に対する感性の育ち方は 現在とはべつものにならざるを得ない と思ってしまう。 広島県竹原市の町並み保存地区。 表具の搬入でギャラリーSに行った時 少しだけうろついたのですが ゆっくりと入り込まないともったいないところです。 江戸時代は今のような電力が無かった分 明かりの取り方が重要だったのだと感じます。 そういえば金銀屏風も光の反射を利用した明かり対策でもあったといわれている。 このような大邸宅における構造的な明かり対策は 日本住宅の基本となっていったのだろうなと思う一方で たとえば庶民の長屋は寝て食ってということが基本で それ以外の時間は外で過ごしていたんじゃないのか。 農家の家の構造も千差万別だったとおもうけれど 明かりの取り方から見るのもひとつの見方だななどと 思いもしたのでした。
by jikugen
| 2009-05-05 02:13
| 表具日記
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